AI経由の流入が前年比632%増、CV率も55%上昇 | オーガニック検索は減少傾向【Contentsquare調べ】
AI経由の流入が前年比632%増、CV率も55%上昇――オーガニック検索は減少傾向【Contentsquare調べ】
Contentsquare Japanは、2026年3月に「2026年デジタルエクスペリエンス・ベンチマーク」レポートを公開しました。
世界6,500サイト・990億セッション以上を分析した大規模調査で、AIが購買行動やサイト流入に与える影響が具体的な数字で示されています。SEO担当者にとって見逃せないデータが揃っています。
AI経由トラフィックが前年比632%増、CV率は55%上昇
チャネル別のトラフィック構成を見ると、2025年第4四半期(10〜12月)におけるAI経由の流入が前年同期比で632%増という急伸を記録しました。
全体に占める割合はまだ0.2%にとどまっているものの、拡大基調は明らかです。
注目すべきはコンバージョン率(CV率)の変化です。他チャネルがほぼ横ばいか微減となる中、AI経由のCV率は前年比55%増の1.3%に上昇しました。
■ AI経由CV率:前年比 +55%(1.3%)
■ 他チャネルのCV率:ほぼ横ばい〜微減
AI経由で訪れるユーザーは、すでにAIから情報を得て目的意識が明確な状態でサイトに到達するため、CV率が高くなると考えられます。流入数はまだ少ないものの、質の高いトラフィック源として今後の重要性が増しそうです。
オーガニック検索は1.7ポイント減少 ゼロクリック化が背景に
一方で、オーガニック検索経由のトラフィックは1.7ポイント減少しました。
同社はこの背景として、GoogleのAI OverviewsなどAI要約機能の普及による「ゼロクリック検索」の浸透を挙げています。検索結果ページ上でAIが回答を完結させてしまうため、ユーザーがサイトをクリックしないケースが増えているとみられます。
サイト滞在時間も全体で7.4ポイント減少しており、ユーザーの情報収集・判断スピードが全体的に速くなっていることも示されています。
SEO担当者へのインプリケーション
今回のデータは、検索流入の構造変化を数字で裏付けるものです。
② AI経由流入はまだ少ないが、CV率の高さから質の高いチャネルとして育つ
③ AIに引用・参照されるための対策(GEO・LLMO)の重要性が高まっている
「オーガニック検索だけに依存しない流入設計」と、「AIに引用されるコンテンツ作り」の両輪が、これからのSEO戦略に求められています。
GEO・LLMOの具体的な対策については、以下の記事も参考にしてください。
→ LLMO・AIO・GEOの違いと対策を徹底解説
→ ゼロクリック検索とは?SEOへの影響と対策
調査概要
・調査方法:世界6,500サイトから収集した990億セッション超・5,000億ページビューを分析
・比較期間:2024年第4四半期(10〜12月)vs 2025年第4四半期(10〜12月)
・レポート名:2026年デジタルエクスペリエンス・ベンチマーク