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内部施策コンテンツ制作

トピッククラスター戦略

トピッククラスター戦略

「記事を量産しているのに、なかなか検索順位が上がらない」

「ビッグキーワードで上位表示したいけど、競合が強すぎて難しい」

このような悩みを抱えているなら、トピッククラスター戦略が解決策になるかもしれません。

トピッククラスターとは、関連するコンテンツを戦略的にグルーピングし、内部リンクで結びつけることで、サイト全体のSEO評価を高める手法です。単発で記事を量産するよりも、はるかに効率的にビッグキーワードでの上位表示を狙えます。

この記事では、トピッククラスターの基本から具体的な作り方、成功のポイントまで詳しく解説します。

トピッククラスターとは?

まずは、トピッククラスターの基本的な概念を理解しましょう。

トピッククラスターの定義

トピッククラスターとは、特定のテーマ(トピック)に関するコンテンツ群を、内部リンクによって体系的に結びつけたサイト構造のことです。

トピッククラスターの定義

中心となる「ピラーページ」と、それを支える複数の「クラスターページ」で構成され、まるでブドウの房のような形をしています。

【トピッククラスターの構成要素】

■ ピラーページ(親記事):トピック全体を網羅的に解説する中心的なページ
■ クラスターページ(子記事):ピラーページのテーマを個別に深掘りするページ
■ 内部リンク:ピラーページとクラスターページを相互につなぐリンク

トピッククラスターの具体例

具体例を見てみましょう。「SEO対策」をテーマにしたトピッククラスターの場合:

【トピッククラスター例:SEO対策】

ピラーページ
「SEO対策完全ガイド」

クラスターページ
・内部リンク最適化ガイド
・外部リンク(被リンク)獲得方法
・キーワード選定の方法
・E-E-A-T強化方法
・構造化データ設定ガイド
・Core Web Vitals対策
・コンテンツリライト戦略

→ すべてのクラスターページからピラーページへリンク
→ ピラーページから各クラスターページへリンク

このように、「SEO対策」という大きなテーマを中心に、関連する個別テーマの記事群を内部リンクでつなげることで、トピック全体の専門性・網羅性をGoogleに示すことができます。

トピッククラスターがSEOに効果的な4つの理由

なぜトピッククラスターがSEO対策として有効なのでしょうか。その理由を解説します。

1. ビッグキーワードで上位表示を狙いやすくなる

「SEO対策」「ダイエット」「転職」といったビッグキーワードは、単独の記事で上位表示を狙うのは非常に困難です。

しかし、トピッククラスター戦略を使えば、多数のクラスターページからピラーページへ内部リンクが集まることで、ピラーページのSEO評価が強化されます。

この「リンクジュース」と呼ばれる評価の集中により、単独記事で対策するよりもはるかに効率的にビッグキーワードを狙えるようになります。

2. サイトの専門性・権威性が高まる

Googleは、特定のトピックについて網羅的で専門的なコンテンツを持つサイトを高く評価します。

トピッククラスターを構築することで、「このサイトは〇〇というテーマについて専門的な情報を豊富に持っている」とGoogleに認識されやすくなります。これはE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の向上にもつながります。

3. クローラビリティが向上する

内部リンクで体系的に結ばれたトピッククラスターは、Googleのクローラーにとって巡回しやすい構造です。

新しい記事を公開したとき、関連するクラスターページから内部リンクを貼ることで、インデックスが速まり、検索順位が早期に上昇する効果も期待できます。

4. カニバリゼーションを防げる

カニバリゼーション(キーワードの共食い)とは、同じサイト内の複数ページが同じキーワードで競合し、評価が分散してしまう現象です。

トピッククラスターでは、各クラスターページの役割(狙うキーワード)を明確に分けるため、カニバリゼーションを防止できます。

ピラーページとクラスターページの違い

トピッククラスターを正しく構築するために、ピラーページとクラスターページの違いを理解しましょう。

ピラーページ(親記事)の特徴

ピラーページは、トピッククラスターの中心となる「柱」です。

ピラーページの特徴
■ 特定のトピック全体を網羅的・包括的に解説する
■ 検索ボリュームが大きいビッグ〜ミドルキーワードを狙う
■ 各クラスターページへの内部リンクを設置する(ハブの役割)
■ 比較的長い記事になることが多い(3,000〜10,000字以上)
■ 上位表示されれば大きな流入が見込める

【ピラーページのキーワード例】

・SEO対策
・コンテンツマーケティング
・ダイエット 方法
・転職 やり方

クラスターページ(子記事)の特徴

クラスターページは、ピラーページのテーマを個別に深掘りする記事です。

クラスターページの特徴
■ ピラーページのテーマを細分化・深掘りして解説する
■ 検索ボリュームが小さいロングテールキーワードを狙う
■ 必ずピラーページへの内部リンクを設置する
■ 1つのテーマに特化した専門的な内容
■ 単体でも検索上位を狙いやすい(競合が少ない)

【クラスターページのキーワード例】(ピラー:SEO対策の場合)

・内部リンク 最適化
・E-E-A-T 強化方法
・構造化データ 設定方法
・Core Web Vitals 改善

ピラーページとクラスターページの比較

【ピラーページ vs クラスターページ 比較表】

■ ピラーページ
・役割:トピック全体の網羅的な解説
・キーワード:ビッグ〜ミドルキーワード
・検索ボリューム:大きい(数千〜数万)
・競合難易度:高い
・文字数:長め(3,000字以上)

■ クラスターページ
・役割:個別テーマの深掘り解説
・キーワード:ロングテールキーワード
・検索ボリューム:小さい(数十〜数百)
・競合難易度:比較的低い
・文字数:テーマに応じて適切な長さ

トピッククラスターの作り方【5ステップ】

ここからは、トピッククラスターを作る具体的な手順を解説します。

ステップ1:トピック(テーマ)を決める

まずは、トピッククラスターの中心となるテーマを決めます。

【トピック選定のポイント】

■ 自社のビジネスやサービスに関連性が高いテーマ
■ 上位表示されれば事業に貢献できるテーマ
■ ある程度の広さがあり、複数のサブトピックに分岐できるテーマ
■ 検索需要があるテーマ

注意点
ピラーページは必ずしもビッグキーワードを狙う必要はありません。重要なのは「上位表示されれば事業に貢献できるか」です。検索ボリュームが1,000以下でも、ターゲット層に合致していれば十分な価値があります。

ステップ2:キーワードを洗い出す

テーマが決まったら、関連するキーワードを徹底的に洗い出します。

【キーワード調査の方法】

■ Googleサジェスト(検索窓に入力すると表示される候補)
■ 関連キーワード(検索結果下部に表示)
■ 「他の人はこちらも検索」(検索結果に表示)
■ ラッコキーワード(無料ツール)
■ Googleキーワードプランナー
■ Ahrefs / SEMrush(有料ツール)

洗い出したキーワードを、ピラーページ用(ビッグ〜ミドル)とクラスターページ用(ロングテール)に分類します。

ステップ3:ピラーページを作成する

ピラーページは、トピック全体を網羅的かつ包括的に解説するコンテンツです。

ピラーページ作成のポイント
■ トピックの全体像をユーザーが把握できる構成にする
■ 各章から詳細を解説するクラスターページへ内部リンクを設置
■ 個々の詳細説明はクラスターページに譲り、概要をまとめる
■ ピラーページ自体も価値のあるコンテンツにする(単なるリンク集にしない)
■ 定期的に更新し、最新情報を反映する

ステップ4:クラスターページを作成する

クラスターページは、ピラーページのテーマを個別に深掘りして解説します。

クラスターページ作成のポイント
■ 1記事1テーマで、特定のキーワードに特化する
■ ピラーページへの内部リンクを必ず設置する
■ 関連する他のクラスターページへもリンクする
■ 単体でも検索上位を狙える品質を確保する
■ カニバリゼーションが起きないようキーワードを棲み分ける

ステップ5:内部リンクで相互につなぐ

ピラーページとクラスターページを内部リンクで結びます。

【内部リンクのルール】

■ クラスターページ → ピラーページ:必ず設置(評価を集約)
■ ピラーページ → クラスターページ:必ず設置(詳細への導線)
■ クラスターページ ↔ クラスターページ:関連性があれば設置

基本的に、クラスターページからピラーページへリンクを集約するイメージで設計します。これにより、ピラーページにリンクジュースが集まり、SEO評価が高まります。

トピッククラスター成功のポイント

トピッククラスターを効果的に運用するためのポイントを紹介します。

クラスターページの品質を高める

ピラーページだけでなく、クラスターページの品質も重要です。

クラスターページの品質が低いと、ピラーページの評価も上がりません。「橋脚がグラグラだと橋が崩れる」のと同じで、すべてのページで高品質なコンテンツを目指しましょう。

テーマの範囲を適切に設定する

テーマが広すぎると焦点がぼやけ狭すぎるとコンテンツが増やせません

【テーマ設定の例】

✕ 広すぎる:「マーケティング」→ 範囲が広すぎて網羅困難
✕ 狭すぎる:「SEO 内部リンク」→ 分岐できるサブトピックが少ない
○ 適切:「SEO対策」→ 適度な広さで、複数のサブトピックに分岐可能

既存コンテンツを活用する

すでにサイトに記事がある場合は、ゼロから作る必要はありません

既存の記事を整理・分類し、必要に応じてリライトや内部リンクの追加を行うことで、トピッククラスターを構築できます。

長期的な視点で育てる

トピッククラスターは、一度作って終わりではありません

新しいクラスターページを追加したり、既存ページをリライトしたりしながら、長期的にコンテンツを育てていくことで、効果が最大化します。

トピッククラスター作成に役立つツール

トピッククラスターの設計・構築に役立つツールを紹介します。

無料ツール

【無料で使えるツール】

■ ラッコキーワード
関連キーワードの洗い出しに便利。サジェストキーワードを一括取得できる。

■ Googleキーワードプランナー
キーワードの検索ボリュームを調査できる(Google広告アカウントが必要)。

■ Google Search Console
既存ページがどのキーワードで流入しているか確認できる。

■ ピラクラ
入力したキーワードがピラーページ向きかクラスターページ向きかを判定できる無料ツール。

有料ツール

【より本格的に取り組むなら】

■ Ahrefs
キーワード分析、競合分析、内部リンク分析など、SEOに必要な機能が充実。

■ SEMrush
競合分析に強い。競合サイトがどのトピックに強いかを調査できる。

■ Keywordmap
日本語対応のSEOツール。キーワード選定からコンテンツ制作まで総合的に活用できる。

トピッククラスターの注意点

トピッククラスターを構築する際に注意すべき点をまとめます。

ピラーページを「リンク集」にしない

ピラーページは、クラスターページへのリンクを設置する「ハブ」の役割がありますが、単なるリンク集にしてはいけません。ピラーページ自体も価値のあるコンテンツとして、十分な情報を含める必要があります。

内部リンクの貼り忘れに注意

クラスターページを作成したら、必ずピラーページへの内部リンクを設置しましょう。また、ピラーページからも新しいクラスターページへリンクを追加することを忘れずに。

カニバリゼーションに注意

クラスターページ同士で狙うキーワードが重複すると、カニバリゼーションが発生します。事前にキーワードの棲み分けを明確にし、各ページの役割を整理しましょう。

まとめ

今回は、トピッククラスター戦略の基本から具体的な作り方まで解説しました。

この記事のポイント
■ トピッククラスターは、ピラーページ+クラスターページ+内部リンクで構成される
■ ビッグキーワードでの上位表示、専門性・権威性の向上に効果的
■ ピラーページはトピック全体を網羅、クラスターページは個別テーマを深掘り
■ クラスターページからピラーページへ内部リンクを集約するのが基本
■ クラスターページの品質も重要(低品質だとピラーページの評価も上がらない)
■ 既存コンテンツを活用し、長期的な視点で育てていく

2025年現在、単発で記事を量産するだけでは検索上位を獲得するのは困難です。

トピッククラスター戦略を活用し、テーマごとに体系的なコンテンツ群を構築することで、検索エンジンからもユーザーからも評価されるサイトを目指しましょう。

まずは自社のビジネスに関連するテーマを1つ選び、ピラーページとクラスターページの設計から始めてみてください。

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