ミラーサイト
既存サイトのデザインや内容が全く同じように作られているサイトのことをミラーサイトと言います。
全く同じ作りのサイトやページが存在すると、検索エンジンからは重複コンテンツとみなされる可能性が高くなり、かなりのリスクが発生します。
最近多いものとしては、銀行やクレジットカード、宅配便サイトなどの「偽サイト・フィッシングサイト」や「模倣サイト」があります。
ミラーサイトが作られる理由は下記の2つがありますが、②はクレジットカード情報やパスワードを取得する等の目的で作られているため悪質です。
② 個人情報を取得するため(悪質)
①の「SEO効果を狙うため」については、2011年のパンダアップデート以降、ミラーサイトはSEO評価を下げる対象となりましたが、それ以前はSEO効果が期待できる施策して、ミラーサイトを制作する業者も多々いました。
②の「個人情報を取得するため」ですが、その企業とは無関係の者が、勝手に宅配便やクレジットカード会社等のミラーサイトを制作しているケースがあります。
個人情報を入力させるミラーサイトを作り、本物のサイトと思い込ませることで、ユーザーが入力した個人情報やログイン情報を盗み取ることを目的としているため、非常に悪質なケースです。
SEO対策においてのミラーサイトの問題点
■検索結果にどちらかのサイトが表示されなくなる
SEOにおけるミラーサイトの1番の問題点は、ミラーサイトが優先されてしまった場合、本物のサイトが検索結果に表示されなくなってしまう可能性があるということです。
有名企業の場合はドメインやドメインエイジ等を参照するので、多くの場合はミラーサイトではなく本物のサイトが正しく表示されますが、可能性は0ではないと思います。
ミラーサイト被害の対処法
■ミラーサイト判定ツールやGoogleサーチコンソールを使う
ミラーサイトを発見するためには、類似ページ判定をしてくれるサイトの使用や、Googleサーチコンソールで重複コンテンツのチェックをする方法があります。
■ミラーサイトを見つけた場合
もしミラーサイトを見つけてしまったら、Googleに著作権侵害申請をする必要があります。
自社サイトの著作権を侵害していることをGoogleに連絡すれば、Googleがそのサイトを削除したり、アクセスを無効化やアカウント停止といった対処をしてくれます。
ミラーサイトによるペナルティのリスクをできる限り軽減するために、定期的に自社サイトの検索順位をチェックしたり、Googleサーチコンソールを使うといった対策を行うことをおすすめします。