SEO最新ニュース

  1. HOME
  2. SEO最新ニュース
  3. Google 2025年6月コアアップデートが完了|2025年最大級の変動、HCU被害サイトに一部回...Google 2025年6...
アップデート

Google 2025年6月コアアップデートが完了|2025年最大級の変動、HCU被害サイトに一部回復の兆しも

Googleは、2025年6月30日に2025年2回目のコアアップデート(June 2025 Core Update)のロールアウトを開始しました。

ロールアウトは7月17日に完了し、期間は約16日間でした。3月のコアアップデートを大きく上回る変動が観測され、複数のSEOデータプロバイダが「ここ数年で最大級のコアアップデート」と評価しています。

【2025年6月コアアップデートの概要】

■ 開始日:2025年6月30日
■ 完了日:2025年7月17日(約16日間)
■ 対象:全世界・全言語
■ 種類:広範なコアアップデート(Broad Core Update)
■ 特徴:2025年最大級の変動。HCU被害サイトの一部回復も確認

Googleは3月のアップデートと同様、次のようにコメントしています。

Googleの公式コメント
「これは、あらゆる種類のサイトから、検索者にとって関連性が高く満足のいくコンテンツをより適切に提供するために設計された通常のアップデートです」

アップデートの影響|2つの大きな変動の波

今回のアップデートでは、ロールアウト期間中に2つの大きな変動の波が確認されました。

【変動のタイムライン】

■ 第1波:7月2日〜3日頃 … アップデートが実際に「着地」し始めた時期
■ 第2波:7月11日〜14日頃 … 最も激しい変動が発生した時期
■ 完了後も数日間、追加の変動が続いた

SEO分析の第一人者であるGlenn Gabe氏は今回のアップデートを「Red-Hot(灼熱)」と表現し、業種・国を問わず大きな変動を引き起こしたと報告しています。

また、Semrush社のデータによると、アップデート後にトップ10に入ったURLのうち16%以上が、アップデート前にはトップ20圏外だったことが判明しています。この数値はSemrushが4年前に計測を開始して以来、過去最高の数値です。

注目ポイント①|HCU被害サイトに一部回復の兆し

今回のアップデートで最も注目されたのは、2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデート(HCU)で大きな打撃を受けたサイトの一部に回復の兆しが見られたことです。

Googleは2024年以降、「独立系サイトやクリエイターのコンテンツをより多く表示する」改善を進めると繰り返し表明してきました。GoogleのDanny Sullivan氏は、2025年12月までに影響を受けたサイトが改善を期待できると述べていた経緯もあります。

HCU回復の実態
■ すべてのHCU被害サイトが回復したわけではなく、あくまで「一部のサイトに部分的な回復」が確認された段階
■ 回復が見られたのは主に7月8日〜10日頃
■ 情報系サイトやテーマ特化型ブログ(健康・金融分野など)で回復例が報告されている
■ 一方で、3月コアアップデートで回復したサイトが再び下落するケースもあった

HCUで影響を受けたサイトを運営している方にとっては希望の兆しではありますが、完全な回復にはまだ時間がかかるというのが現時点での見方です。

注目ポイント②|YMYL領域での激しい変動

3月のアップデートに続き、今回もYMYL(Your Money or Your Life)領域で特に激しい順位変動が確認されました。

【特に変動が大きかったYMYL分野】

■ 健康・医療:トップ5の順位で非常に高い変動率
■ 金融:トップ3の変動は限定的だが、それ以降の順位で大きな入れ替え
■ 小売・EC:一部のブランドで大幅な可視性回復
■ 旅行:順位の入れ替わりが活発

Glenn Gabe氏の分析では、健康・金融分野のサイトが「急上昇と急落の両方」を経験しており、Googleがこれらの分野での信頼性評価を繰り返し見直していることがうかがえます。

3月のコアアップデートで大きく順位を上げたYMYLサイトが、6月のアップデートで一転して大幅に下落するケースも報告されており、一度の回復が恒久的とは限らないことを示しています。

注目ポイント③|AI OverviewsとGoogle Discoverへの波及

今回のアップデートで見逃せないもう一つのポイントが、コアアップデートの影響がAI OverviewsやGoogle Discoverにも波及したことです。

従来、コアアップデートの影響は主に通常の検索結果(オーガニック検索)に限定されると考えられていましたが、今回は以下の現象が確認されました。

■ 検索順位が下落したサイトは、AI Overviewsでの引用も減少
■ Google Discoverからのトラフィックも同時に低下
■ 逆に、順位が回復したサイトはAI Overviewsでの露出も増加

これは、Googleの品質評価システムが、通常の検索結果だけでなく、AIが生成する回答やDiscoverなど、すべての検索面に統合的に適用されるようになっていることを意味しています。

今後のSEO戦略を考える上で、「オーガニック検索の順位」だけでなく、AI OverviewsやDiscoverでの可視性も含めた総合的な対策が求められます。

2025年6月コアアップデートのまとめと対策

今回の6月コアアップデートの主なポイントを整理します。

この記事のポイント
■ 2025年6月30日〜7月17日の約16日間でロールアウトが完了
■ Semrushの計測で過去4年間最大の順位変動を記録
■ HCU被害サイトの一部に回復の兆しが見られた
■ YMYL領域(健康・金融・小売)で特に激しい変動
■ コアアップデートの影響がAI OverviewsやDiscoverにも波及
■ Googleの品質評価が全検索面に統合的に適用される傾向が明確に

対策としては、3月コアアップデートと同様に「ユーザーにとって役立つ、信頼性の高いコンテンツを作り続ける」ことが基本です。

加えて、今回のアップデートから得られる重要な教訓は以下の3点です。

【6月コアアップデートから学ぶべきこと】

① 一度の回復に安心しない
3月に回復したサイトが6月に再下落するケースがあったように、コアアップデートごとに評価は変動します。継続的な改善が不可欠です。

② AI OverviewsやDiscoverも意識する
Googleの品質評価は検索結果全体に影響します。構造化データの整備やE-E-A-Tの強化は、AI検索時代にさらに重要になっています。

③ 焦って変更しない
Googleは「コアアップデートで順位が下がっても、サイトに問題があるとは限らない」と繰り返し述べています。アップデート直後に慌てて大幅な変更を加えるのではなく、データを分析した上で中長期的に改善を進めましょう。

次回のコアアップデートに備えて、Search ConsoleやGA4でのデータ確認を定期的に行い、サイト全体の品質向上に取り組んでいきましょう。