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最短でインデックス登録する方法(前編)

最近インデックスが遅いインデックスをしてくれないという問題が多発しています。

昨年半ばまでは、最短でページを公開した当日、遅くても翌日か数日以内にインデックスされていましたが、最近は下記状況になってきています。

・数週間〜数ヶ月かかる
・いくら待ってもインデックス登録されない
・同じ時期に複数ページを登録申請しても、登録されるページとされないページがある

今回はこの問題を解決するために、最短でインデックス登録する方法を解説していきます。

インデックスが遅い・されない原因を探ろう

Googleがリンクを辿ってWebページを見に行くことをクロールといい、その作業をするプログラムをクローラーといいます。
クローラーがページに来てからインデックスされるまでの流れはこうです。

ページをクロール

ページを一時的にレポジトリに格納

内容に問題がなければインデックス登録(データベースへの登録)をする

このように、クロールの早さインデックスの早さ全く別物なんです。
このため、インデックスが遅い・されないという問題の原因は次の3つがあると考えられます。

1.Googleのクロール速度が遅くなっている

Web上にサイト、ページが爆発的に増えており、Googleのクローラーは以前のようにスピーディーにクロール出来なくなってきていることが考えらる。

2.何らかの理由により、新しく作ったページが早期にクロールされにくい状態にある

早期にクロールされやすいサイト構成、運営方法を知らない場合は、新しいページがクロールされるまでに時間がかかるので、対策をする必要がある。

3.インデックスされにくいページを作ってしまった

GoogleのWebページを評価する基準が年々厳しくなっているため、これまでインデックスされていたコンテンツのレベルだと基準を満たさない。
そのため、インデックス登録に時間がかかったり、インデックスしてくれなくなった。

「1.Googleのクロール速度が遅くなっている」問題に関しては、Google側が改善してくれない限り、私たちには何も出来ませんが、2,3に関しては、クロールを早める対策や、ページの改善など、私たちにも出来ることがあります。

クロールを早める方法

全ページのフッターにあるサイトマップからリンクを張る

フッターにリンクを貼る

新しく作ったページには1つのページからリンクを張るよりも、なるべくたくさんのページからリンクを貼った方がクロールにかかる日数が短くなります。

しかし、フッターにあるサイトマップから、新しいページを作る度にリンクを貼ってしまうと、総数が多くなってしまい、それ自体が重複コンテンツとみなされ、フッターにサイトマップリンクがあるページの検索順位が悪化してしまいます。

そのため、フッターにサイトマップリンクを作る際は、以下のことに気を付けるようにしましょう。

重要なページを作った時だけリンクを張る

・既にフッターにリンクが多くある場合は、削除できるものを削除し総数が増えないよう調整

・フッターにあるリンク総数は最大で70件くらいまでにして重複コンテンツとならないよう注意
(できれば20件くらいまでにした方が見た目的には良いです)

新着情報欄をトップページか、人気ページに設置しリンクを張る

ほとんどのサイトの場合、クローラーが最も頻繁に見にくるページはトップページやGoogleからの流入が多い人気のあるページです。

そのため、トップページの1番下の方に「新着記事 一覧」や「新着情報」のセクションを設置し、そこから新しい記事ページへリンクを張るとクロールの時間が短縮されることが多いです。

しかし数が多いと、「トップページの目標キーワード」とは関連性の低いページへのリンクが増えてしまい、それらのリンクがトップページにとって、悪い影響を与えてしまうこともあります。

トップページの新着情報に張るリンクは、3件〜5件程度に抑えましょう。

Googleからの流入が多いページを調べる方法

サーチコンソールの「検索パフォーマンス」→「ページ」から確認出来ます

検索パフォーマンスのページから確認

サイト内の関連性が高いページからリンクを張る

フッターやトップページの新着情報だと、スペースに限りがありますが、サイト内の関連性が高いページの文中からリンクを貼れば、新しいページへのリンクを増やすことが出来ます。

例えば、WEB制作会社のサイト内に、「WordPress」をテーマとした新しいページを作成した場合、そのサイトにある「WordPress」に関する他のページを見つけ、文中からリンクを張るという方法です。

関連するページのリンクを貼る

サイト内に関連性の高いページがあるかを調べる方法

Googleで【WordPress site:https://——-.co.jp/】と検索する

Googleの検索結果には、サイト内でインデックスされているページのタイトルに「WordPress」という言葉がふくまれていたら、高確率で関連するページのはず。
この方法でサイト内にあるたくさんの関連性が高いページを見つけて、そこからリンクを貼りましょう。

サイト内に関連ページを探す方法

外部サイトから一定期間リンクを張る

例えば、自社(自分)で運営しているサイトが他にある場合、そのサイト内に新しく追加したページに関連するコンテンツがないか探し、そこからリンクを張ることでクロールにかかる期間が短縮される可能性が高くなります。

また、知り合いなどでアクセス数が多い、人気のあるブログを運営している場合は、リンクを依頼するなども効果的です。
しかし、ただの相互リンク集からのリンクは効果がないため、読者がリンクをクリックするようなページであることが重要になります。

新規ページを頻繁に追加する

Googleはサイトの更新頻度を重視しています。新規ページが毎月何ページも追加されている、更新頻度が高いサイトはクローラーが来やすいサイトです。

理想は毎日1ページ以上、最低でも毎月4〜6ページ以上の新規ページをサイトに追加しましょう。

サイトを頻繁に更新することにより、アルゴリズムが「このサイトは更新頻度が高い」ことを学習し、優先的にクローラーが見に来てくれる、というしくみです。

Googleより引用

”ウェブやその他のコンテンツは絶えず変化しているため、クロール処理は常時実行されて最新情報を維持しています。過去に見たコンテンツが変更されそうな頻度を学習し、必要に応じて再度アクセスします。また、そのページまたは情報へのリンクが新たに出現したときには、新しいコンテンツも検出します。”

引用ページ:https://www.google.com/intl/ja/search/howsearchworks/how-search-works/organizing-information/
Google 検索における情報の整理方法)

ただし、一時的に更新頻度を上げても、忙しい時期などに頻度が下がってしまうと、クローラーが来るのにまた時間がかかるようになってしまいます。

高頻度で新規ページを追加できる仕組みを社内で作ったり、外注のライターに頼むなどして更新頻度を落とさないようにすることが大事です。

最近ではクラウドソーシングサイトで手伝ってくれるライターさんを見つけることも出来ます。

サイト内の既存ページを頻繁に更新する

これまで作ったサイト内の既存ページの内容が古くならないよう更新するのも重要です。

これはサイトの老化を防ぐアンチエイジングです。どのようなページも約2年ほどで何かしらの古さが生じます。

文章、画像が古かったり、リンク先がなくなっていたり、そもそもの仕様が変わっていたりすることもあります。

新しい情報を取り入れ、書き換えていくことが大切となります。

サイトのデザインを変更する

Webページのデザインやレイアウト変更することも、クローラーの注目を獲得するひとつの手段です。

WordPressの場合は今使っているテーマから他のテーマに変更するだけでも、サイトがフレッシュになりクローラーが来る確率が上がります。

何年も前の古いテーマを使用している場合は、新しいテーマに変更してサイトのデザインをリニューアルすると良いでしょう。

サーチコンソールでサイトマップを提出 or URL検査

サーチコンソールでのサイトマップファイルの提出やURL検査をする方法です。

この方法だけでクロールにかかる時間を大幅に短縮することは難しいですが、若干早くなったという事例もあるため、一度は試してみましょう。

サイトマップの提出方法

サーチコンソールの「インデックス」→「サイトマップ」から出来ます。

サイトマップ送信画面

サイトマップを送信後はこのように表示されます。サイトマップ送信後

URL検査の方法

サーチコンソールの「URL検査」で行います。

URL審査の方法

1日に検査出来るページ数は、10ページ前後なので注意しましょう。

検査をした後、インデックスされていない場合は、検査結果ページにある「インデックス登録をリクエスト」をクリックすると、インデックス登録の申請が出来ます。

インデックスされていない場合

ページの内容に問題がある場合は、何回申請してもインデックスはされないため、内容を改善した後に再申請をしましょう。

サーバー内のファイル、ディレクトリを整理整頓する

Googleはサイトに対して個別にクロールバジェットを割り当てており、そのバジェットの範囲時間でのみ、サイトのページをクロールしてインデックスします。

クロールバジェットとは?
1つのサイトに対してクロールできる上限数(割り当て枠)のこと

そのため、サイト内に無駄なページを置いておかないことが重要となります。

さらに、クロールバジェットの時間内にユーザーに見て欲しいページをスピーディーにインデックス出来るよう、Webページ内にある無駄なソースコードを削除、整理するべきでしょう。

WordPressの場合は意味のないプラグインや、遅いプラグインを削除することや、画像を軽量化することが効果的です。

サーバー内の整理すべきもの

・テストページを削除する

・現在公開していない古いページの削除、またはクロールのブロックをする

・HTML以外の使用していない画像、PDF、Excel、Word、TXTファイル等の削除、またはクロールのブロックをする

・内容が古くて現在のユーザーに有益ではないためにアップデートできないページはサイトから削除、またはクロールのブロックをする

サーバーのエラー率を下げるためにサーバーの見直し

サーバーのエラー率が上昇すると、クローラーはサーバーの過負荷を防ぐためにサイト内にあるファイルの多くを見なくなってしまうと言われています。

こうしたことを防ぐために、処理が遅いレンタルサーバーを利用している場合は、プランを見直す、または、別のレンタルサーバー会社に引っ越しをしましょう。

WordPressを使用している場合、Xサーバー等が人気があります。

サイトの表示速度の向上のためにサーバーの見直し

サイトの表示速度が遅いサーバーを借りている場合は、プランの見直し、もしくはサーバーの引っ越しをおすすめします。

Googleの公式サイトにも「サーバー能力を増強」することを推奨するアドバイスが書かれております。

参考ページ:https://developers.google.com/search/docs/advanced/crawling/large-site-managing-crawl-budget
(大規模なサイト所有者向けのクロール割り当て管理ガイド)

読み込み速度の高速化

読み込み速度が遅いページがサイト内に多数あると、Googleのクロールバジェットを浪費することになります。

読み込み速度を速くするには、サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」の改善をすることが必要です。

Gooleの公式サイトにも「ページの読み込みを効率化する:Googleがより高速にページを読み込んでレンダリングできるようになると、サイトからより多くのコンテンツを読み取れる可能性があります」と書かれています。

参考ページ:https://developers.google.com/search/docs/advanced/crawling/large-site-managing-crawl-budget
(大規模なサイト所有者向けのクロール割り当て管理ガイド)

長いリダイレクトチェーンを避ける

長いリダイレクトチェーンとは、ページのURLがAからBに変わった時に301リダイレクトという自動転送処理をするが、さらにBからCにリダイレクトしてしまうなど、何度もリダイレクトをしてしまうことである。

Googleはリンク先ページでリダイレクトすることを推奨していないため、改善するようにしましょう。

自動転送

SNSやYouTubeからリンクを張る

SNSやYouTubeからリンクを貼り、たくさんのユーザーに見てもらうことも、ソーシャルシグナルを増やしたり、さらにそのユーザーからリンクを貼ってもらうこともひとつの方法になります。

Googleビジネスプロフィールを投稿する

Googleが力を入れているサービスがGoogleビジネスプロフィールを使ったGoogleマップです。

Googleマップが充実し、成功するために企業ユーザーにGoogleビジネスプロフィールを使わせようとしています。

GoogleビジネスプロフィールはGoogle検索のシステムと密接に連動しているため、Googleビジネスプロフィールの投稿欄にクロールしてほしいページのURLを入力すれば短期間でクロールし、インデックスする可能性が高まります。

PRTIMES等に新しいページを投稿する

PRTIMESは、時間帯によっては1分間に1回以上のプレスリリースが投稿される更新頻度が非常に高いサイトです。

自分のページがGoogleにインデックスされる前にPRTIMESに投稿した記事がインデックスされ、Googleに上位表示されることもあります。

PRTIMESに記事を投稿するには1回3万円かかり、ニュースバリューがあるセールスページであることが投稿の条件になりますが、セールスページをサイト内に新規作成した場合は、積極的にPRTIMES等のプレスリリースを利用することも1つの手段になります。

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