SEO対策の知識

  1. HOME
  2. SEO対策の知識
  3. ヘルプフルコンテンツ アップデート第2弾への対策ヘルプフルコンテンツ アッ...
内部施策

ヘルプフルコンテンツ アップデート第2弾への対策

2023年9月14日、Googleがヘルプフルコンテンツ アップデートの第2弾(September 2023 helpful con-tent update)を実施しました。

今回のアップデートについてGoogleは複数の発表をしましたが、次のようなことも書かれていました。

有用なコンテンツシステムに関するヘルプページには、第三者のコンテンツのホスティングに関する新しいガイダンスや、有用なコンテンツシステムのアップデート後に、何をすべきかに関する詳しい説明があります。

その他にも詳しい説明がありましたが、要点だけをまとめると「HPの下層に、もう1つ別のHPを作った時の影響」について述べています。

評価が高いメインドメインの下層に別のHPを作った場合、メインドメインの評価が高い場合は、下層に作ったHPも評価が高くなり、検索で上位表示しやすくなるという傾向がありました。

(例)
① https://評価が高いドメイン.com/
↓ この下層に別のHPを作る
② https://評価が高いドメイン.com/media/

これを利用して、ドメイン貸しが横行しました。

今回のアップデートは、ドメイン貸しで不当に利益を得たり、他者のHPに寄生して、安易に順位を上げていたHPへの牽制と言ってもいいかもしれません。

②の下層HPの品質が良ければメインHPに悪い影響は出ませんが、品質が低いコンテンツばかりのメディアサイトの場合は①のメインHPの検索順位に悪影響を与えるということが今回の大きな変化です。

この改変により、近年問題になっている「ドメイン貸し」という不正行為の効果が無力化されます。

ドメイン貸しとは、検索で順位表示されているHPを運営している企業にお金を払い、そのドメインの一部を貸してもらい不当に自社HPの評価を高くして検索順位を高めるという不正なテクニックです。

多い例としては、上位表示されているHPの下にメディアサイトアフィリエイトサイトを作って報酬を得ようとする手法です。
これは個人ではなく、企業がやっていることが多いです。

ドメイン貸しをしている企業のHPの評価が下がるリスクが発生するため、今後はドメイン貸しという不正行為が減ることが予想されます。

Googleは今回、ドメイン貸しをしている企業に対して下記のようにはっきりと警告を発しています。

そのコンテンツがメインサイトの目的と大きく独立している、または主要なサイトの密接な監督や関与なしに作成されている場合、それをGoogleでインデックスされるのをブロックすべきだとおすすめします。

これは、ドメイン貸しをしていない企業にも影響を与えます。

質が高く上位表示しているHPの下層に「質が低いHPやブログを設置」すると、メインHPの順位が下がる点です。

自社HPの下層に、更新せずに放置していたり、質が低いHPやブログを設置している方は、それらをすぐに別ドメインに移動するか、何年も放置している場合は閉鎖した方がいいかもしれません。

以上が今回のヘルプフルコンテンツアップデート第2弾で新しく変わった点です。

個人的に感じた影響としては、先月(2023年8月)のコアアップデートでポータルサイトが上位表示を占める状況が、今回のアップデートによって改善されてきたように感じます。

弊社HPも、狙っているキーワードで10位まで順位が落ちていましたが、今回のアップデートで3位まで回復してきています。
(夏までは1~3位だったため、最新アルゴリズムに合わせて改善していきます)

記事一覧に戻る