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ヘルプフル コンテンツ アップデートの影響と対策

ヘルプフル コンテンツ アップデートの影響と対策

2022年12月5日に、Googleが「Helpful Content Update(HCU)」を実施しました。

今回の「ヘルプフル コンテンツ アップデート」は、パンダアップデート(2011年)、ペンギンアップデート(2012年)依頼の大規模なアップデートと言われています。

英語圏では、2022年8月から実施されていましたが、ついに英語圏以外の全ての言語でも実施されることになりました。

業種によっては、アップデート直後から検索順位が大きく変動しています。

今回の記事では、Googleの公式発表を読み解きながら、どのようなサイトに影響が出て、検索順位が落ちたサイトはどうすれば順位を復旧できるかを探っていきます。

Helpful Content Updateの仕組み・特徴

①独自性が高く、ユーザーに有益なコンテンツが上位表示

今までもそうでしたが、今回のアップデートではさらに、単に上位表示することを目的に作ったコンテンツではなく、独自性が高くユーザー(読者)に有益なコンテンツが上位表示されやすくなりました。

対策
下記ツール等を使い、今まで以上にユーザーのニーズ(流入キーワード等)を調査してページを作る。

・Googleキーワードプランナー
・キーワード サジェストツール
・競合調査ツール

②訪問者に満足感を与えるコンテンツを高く評価

今回のアップデートは、訪問者に満足感を与えているコンテンツを高く評価し、期待に応えていないコンテンツとの差別化を図ることを目的としています。

Googleは、検索結果ページにユーザーが戻ってくるまでの時間を計測し、下記4つのクリックに分類しています。

・ショートクリック
・ミディアムクリック
・ロングクリック
・ラストクリック

ショート ~ ロングクリックは、検索結果であなたのサイトをクリックして、戻ってくるまでの時間を計測している感じです。
短い滞在だとユーザーがページを気に入らなかったと推測し、スコアが低くなります。(ロングだと高いスコアが付与)

ラストクリックとは、ユーザーが検索結果に戻らないクリックのことを言い、ユーザーがそのページをかなり気に入ったと判断され、最も高いスコアが与えられます。

対策
ユーザーが求めている内容(知りたいことや解決方法など)のページを作る。

③ユーザーにとって特に有益でないコンテンツを自動的に識別

Googleは、ユーザーにとって価値が低いと考えられるコンテンツを、自動的に識別しているようです。

しかし、全ての判断をアルゴリズムが行うのには限界があります。
アルゴリズムで対応できない部分を、サイトを目視で評価する品質評価者に対して、Googleはマニュアルとして「General Guidelines(品質評価者ガイドライン)」を作成しています。

このマニュアルが2022年12月15日にアップデートされました。
大枠は変わらないものの、今までの「E-A-T」が「E-E-A-T」に変更された点が、かなり大きな影響を与えるものと考えられます。

④有益でないコンテンツを多く含むサイトへの影響

有益じゃないコンテンツ自体だけではなく、そいいうコンテンツを多く含んでいると判断されたサイトは、他のコンテンツに関しても(たとえ有益であったとしても)、検索順位が下がる傾向にあるようです。

対策
・サイト内の全ページをチェックする
・ユーザーにとって役に立たないページを見つけて削除する

ユーザーにとって有益でないページの多くは、昔のSEO対策として、ただ検索順位を上げるためだけに作られたページです。
そういったページは、現在のSEO対策にはマイナスにしかならないため、不要と判断したページは削除することをおすすめします。

⑤その他の特徴

・ユーザーにとって役立つとGoogleが判断しなかったページでも、他のアルゴリズムや検索キーワードとの関連性を重視するコアアップデートの基準で判断した時に、高く評価された場合は、検索で上位表示されることがある。

・今回のアップデートで順位が下がったサイトを改善した場合、数ヶ月経てば順位が復旧される見込みがある。(再評価してもらえる)

以上が、2023年1月時点でわかっている情報になります。

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