2023年3月のコアアップデートの対策
2023年3月15日、Googleがコアアップデート「March 2023 Core Update」を実施しました。
今回のアップデートで検索順位が落ちてしまった場合は以下の6つの条件を満たすことで検索順位を戻せる可能性があります。
② 検索意図を満たしているか
③ 信頼性が高いか
④ ページランクが高いか
⑤ 質の高い被リンクがあるか
⑥ 独自性があるか
各条件について詳しく見ていきましょう。
① 検索クエリとの関連性が高いか
Googleは、検索ワードと関連性が高いサイトを検索結果の上位に表示させようとします。
検索クエリとの関連性を高める方法は2つ
(2)検索クエリと関係性の「高い」コンテンツを追加する。
※コンテンツはテキストだけでなく、画像やリンクも含まれます。
狙う検索クエリを決め、それに関連したコンテンツを増やし、それ以外のコンテンツを極力減らすことが大切です。
② 検索意図を満たしているか
Googleは、検索を行っているユーザーの検索意図までも考慮して検索結果の順位を判断しています。
たとえば、「PC(パソコン)」というキーワードで検索したユーザーAは、売れているPCの機種が知りたいかもしれないし、他のユーザーBは、PCの仕組みを知りたいかもしれません。
Googleは、様々なユーザーが、意図した検索結果に表示されたサイトをにどのくらい滞在し、離脱したのかも計測して評価しています。
ユーザーの検索意図を調べる方法は、狙っている検索クエリで検索してみて、上位に表示されているサイト構成などを確認するとわかります。
自社サイトをそのサイトの構成に近づけることで、狙った検索クエリで順位を上げることができます。
③ 信頼性が高いか
Googleはユーザーを保護するために、検索結果に信憑性の乏しいサイトを表示させないように努力しています。
そのため、「E-E-A-T」の4つの信頼性が高いかがチェックされ、評価されます。
E-E-A-Tの4つの項目は、以下の通りです。
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)
コンテンツの信頼性に関する評価基準で、詳細は下記になります。
コンテンツの制作者が、取り扱っているテーマについての実体験や、経験をどの程度持っているかが考慮されるようになります。
■専門性
コンテンツの作者が特定の分野の「専門家」として認められる性質を持っているか?(医師免許や資格など)
■権威性
多くの人に認められている存在か?
■信頼性
サイトの運営者や内容が信頼できるか?
E-E-A-Tの評価の高さが特に問われるジャンルは、YMYL(Your Money Your Life)に関わるジャンルです。
YMYLとは、「お金と人生に影響を及ぼす分野(金融・法律・医療・健康・美容など)」のことを指し、コンテンツの信頼性が低いサイトは、上位表示させないようにしました。
これらはユーザーに大きな影響を与えるため、誤った情報を極力表示させないよう努力がされています。
信頼性については、アルゴリズムだけではなく、専任のスタッフが目視でもチェックしていると言われています。
④ ページランクが高いか
Googleは、インデックスした全てのサイトにページランクというものを付けています。
※ページランクを現在は調べることは出来なくなりましたが、今もあると言われています。
ページランクの高いサイトが検索結果の上位に表示され、ページランクの高いサイトから被リンクを受けてもサイトの評価が上がると言われています。
⑤ 質が高い被リンクがあるか
ページランクの高いサイトからリンクが張られると、被リンクを受けたサイトの評価が上がりやすくなります。
逆に質の低いサイトからリンクが張られると、評価が下がる可能性があります。
質の低い被リンクは2つあります。
(2)SEO業者が販売しているお金で変えるリンク
もし質の低いサイトからリンクを張られた場合は、質の低いサイトの運営者にリンクを外すよう連絡します。
それでもリンクが削除されない場合は、Googleにリンク否認(リンクの否認申請)を行ってください。
質の高いリンクを張ってもらう方法は地道な努力や世間の評価もありますが、信頼性の高い協会等の会員になり、会員紹介ページからリンクを貼ってもらったり、信頼できるポータルサイトに登録してリンクを張ってもらうのも1つの方法だと思います。
⑥ 独自性があるか
サイト内のテキストが、他のHPからコピペ(流用も含む)して安易に制作されたものではないかを見られ、オリジナルの文章や内容であるかを評価されます。
また、自社HP内の複数ページ内に、同じ内容のテキストが多々ある場合も評価が下がります。
重複したテキストが複数ページに記載されている場合は、重複したテキストを削除し、できるだけ重複しないように制作する必要があります。